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長崎カジノの評判・評価は良い?悪い?
日本カジノの有力候補地の1つである長崎は、現在長崎県と佐世保市が統合型リゾート施設(IR)の誘致を目指していますが、長崎にIRリゾートを作るメリットは思った以上に大きいと考えられています。これは、IR施設の誘致先が「ハウステンボス」であることと、地理的に中国・アジアに近い場所に位置するという2点が理由となっているようです。
まず、IRの誘致予定先である「ハウステンボス」(長崎県佐世保市)は、言わずと知れた日本を代表するテーマパークの1つで、日本では今や東京都(実際は千葉県にある)の「東京ディズニーランド」や大阪府の「ユニバーサルスタジオ・ジャパン」と並ぶ人気を誇っているエンターテインメント施設です。
また、テーマパークのテーマが「ヨーロッパのオランダ」ということで、日本カジノの主要な観光客に見込まれている中国人やアジア系人種、日本人の人たちにとっては、わざわざ地理的に遠いヨーロッパへ足を運ばなくても、ハウステンボスでヨーロッパの雰囲気を満喫できるわけです。とくに長崎にカジノがオープンする2025年以降は、中国景気が減退期に入る時期と東南アジア景気が隆盛する時期が重なる可能性があり、中華系富裕層は遠いヨーロッパよりも近くの日本で余暇を過ごし、アジア系の新興富裕層はこれまで行くことが難しかった日本へ長期旅行へ出かけるといった流れが起こるかもしれません。
さらに、IR開発企業として入札をしている会社の中に「カジノ・オーストリア・インターナショナル」というヨーロッパの企業があり、当会社は主にオーストリアを中心にヨーロッパ全土で長きにわたってカジノ施設を運営してきた知る人ぞ知るカジノ企業なので、ヨーロッパの文化とカジノリゾートの運営ノウハウに関してはいかなる企業よりも知り尽くしている状況にあります。このような企業が、建設投資額約3,200億円~5,500億円前後(2019年11月時点)を使って、ヨーロッパ式のテーマパークで巨大ホテルや国際会議場、展示場などを併設するIRを開発することになれば、マカオの「ベネチアン・リゾート」や「パリジャン・マカオ」などを超えるアジア屈指の本格的なヨーロッパ式カジノリゾート施設が誕生する可能性があり、日本のみならず海外から多くの観光客が来ることが必然になるようにも思えます。
このように考察すると、ハウステンボスにカジノを含むIR施設をオープンすることは、想定以上の経済効果を生む可能性が考えられるのではないでしょうか。
一方、長崎が地理的に中国・アジアに近い場所に位置するという点も、主要観光客がアジア圏から来ることを考えると、かなり大きなメリットになるかもしれません。これは、日本のカジノを含むIR施設が最大3ヵ所の地域にしか創られないと規定されており、現状長崎に最も近い誘致先が大阪府や和歌山県となっているので、アジア圏に近いと言える場所が長崎以外にはないことが高い優位性となっているからです。また、江戸時代に海外との貿易で栄えた出島や、明治維新の中心舞台となったグラバー園などの観光場所が長崎県に集中していることも、アジア圏からの観光客だけでなく、アメリカやヨーロッパからの観光客を呼び込む上で、この上ない好材料になるのではないでしょうか。
長崎IRの開発候補企業
●カジノ・オーストリア・インターナショナル
●オシドリインターナショナル
●カレント
* 上記は、2019年11月13日時点の候補企業です。